「矢が降る世界」紹介文


 いつからか、世界には矢が降るようになった。
 一日一万本。その矢は世界中の人間の胸を穿つ。その矢はどこからともなく現れ、確実に心の臓を貫く。貫かれた人に痛みは無く、逆に清々しいまでの笑顔で消える。
 死ぬのではない。風景に同化するように消えていくのだ。
 少年――悠斗が生きる世界はそんな世界だった。
 ある日、少年の両親が矢に貫かれた消えた。少年は伯母の家に行くことになった。


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